の特徴

単位FOVあたりの高解像度(高ボクセル密度)を実現したMPR/CPR等の画像表示機能、VR(ボリュームレンダリング)表示機能、簡易インプラント埋入シミュレーション機能、金属アーチファクト低減機能などを搭載しています。
CTセンサーおよびCT画像再構成ソフトウェアは後からアップグレード可能です。
MPR表示
CPR表示

FOV は10cmx9cm、12cmx9cm のセンサーを選択できます。
1回の撮影で全顎(8番まで)撮影可能です。(一般的な日本人体型の場合)
簡易インプラントシミュレーション機能
DICOM→STLデータ変換機能
パノラマ撮影
他社との違い
弊社のデンタル画像再構技術は他社システムと大きく異なります。独自のトモシンセシス技術により、パノラマ画像データから歯牙の歯軸に合わせたデンタル画像の再構成がオートフォーカスで生成できます。
トモシンセシスの概念

パノラマ撮影用のセンサーには半導体素子としてX線の吸収量が非常に高く、高速で処理可能なCdTe(カドミウムテルライド)を用いています。取得したフレームデータをSHIFT&ADD技法を用いることで、歯列の軌道を変化させて画像表示することができます。

パノラマの断層面やデンタルの奥行、傾きを変更することが可能となります。
連続的な2.5次元画像データの中から画像再構成。
関心領域(ROI)の奥行と歯軸(傾き)に最適化したデンタル画像を生成します。
デンタルROI切り出し角度調整機能

オートPanoACT 機能
自動的に14枚法や10枚法のテンプレートを作成する機能です。
1

パノラマ画像の上顎と下顎の間に黄色いラインを合わせます。
2

テンプレート(14枚法、10枚法)を選択して、生成ボタンをクリックします。
3

10枚法、14枚法が作成でき、診療報酬の算定が可能です。
セファロメトリー撮影にも高感度CdTeセンサーを用いており、硬組織、軟組織共に画像鮮明化されます。セファロパーツは後からアップグレード可能です。
セファロメトリー撮影
他社との違い
高解像度センサー採用
Pano ACTシリーズで採用しているCdTeセンサーはエックス線の吸収効率が非常に高く、パノラマ撮影で用いられる被ばく線量を1/2~2/3に低減してもほぼ同じ画質で映像化できる特性を持っています。
一般のCCD(シンチレーションタイプ)検出器のようにエックス線→蛍光→フォトダイオードという仕組みではなく、各画素単位で線量に比例した電気信号に直接変換するためノイズが少なく、各画素のダイナミックレンジは12ビットの深さを有しているため、低吸収から高吸収領域まで広いレンジでシャープな画像が特徴です。
半導体検出器に用いられる素材のX 線吸収率
CdTeセンサーのX線吸収率は他を圧倒しています。X線の吸収率が高いと、データ情報が圧倒的に多くなり、厚みのあるデータの撮影を可能とします。
CdTeは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)でも研究されている素材で、宇宙からの微細な放射線をキャッチできる素材として脚光を浴びています。